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ドイツ中小企業(ミッテルシュタント):パンデミック後の海外売上高の顕著な増加を予測

キーンバウム

・コロナパンデミック以来、国際的に活動しているドイツ中小企業を対象とした最初の大規模な調査。多くの企業が国外事業の拡大を継続したいと希望。
・大規模中小企業の97.4%は、国際市場に参入する際に外部の支援を得ていると回答。
・自社の国際化の取り組みの評価では、トップマネジメントとその他のマネジメント間の大きな差異が明確化。

人事および経営コンサルタントのキーンバウムが実施した調査によると、COVID-19のパンデミックがドイツの中小企業(ミッテルシュタント)の国際ビジネスに与えた痛手は予想よりもずっと小さかったことが明らかになっている。調査対象の企業の35.9%は、長期的で安定した国際ビジネスに満足している。パンデミックにもかかわらず、あるいはおそらくパンデミックのおかげで、4分の1以上の企業が、海外での顧客需要の増加による恩恵を受けていると回答している。

将来の展望については、回答者の59.7%が、2020年と比較して年間最大10%の海外売上高の増加を予測している。本調査は、ドイツに本社を置き、国際的な事業活動を行っている中小企業の幹部300人以上を対象に、現在のマクロ経済の動向がドイツ中小企業の国際化に与える影響について調査したものである。

・危機の中でも外国投資は優先度が高いが、市場参入には特別な課題を伴う

ドイツ中小企業の国際化への取り組みは途切れることはなく、パンデミックの時期でも外国事業への投資を続けている。2020年に計画された外国投資の実施状況について、調査対象の4分の1は完全に実施、約32%についても大部分を実施したと回答している。業種に関係なく拡大傾向がみられる。

ただし、特に大規模中小企業では、新規市場参入に関して外部サービスによるサポートへのニーズが予想外に高くなっている。調査対象となった大規模中小企業のうち、完全に自社のみで国際市場に参入できる十分な社内スキルを持っていると答えたのはわずか2.6%であった。

「中小企業は、希望どおりに拡張計画を実施するためのノウハウが十分ではない。このため、ほとんどすべての企業が外部のサポートを頼っている。」人事および経営コンサルタント会社KienbaumのCEO (Chief Empowerment Officer)であるファビアン・キーンバウムは このように述べる。「本調査結果は、次のことを示している。つまり、中小企業は国際市場における重要な発展を直接内部からサポートできるような才能ある人材を見つけ、つなぎとめておかなければならないということだ。これが将来の成功のカギとなる。」

・コロナ禍でもドイツ中小企業は将来的に海外活動の強化を計画

COVID-19のパンデミックはドイツの中小企業にもさまざまな課題をもたらしたが、国際的に活動する企業にとっては特別なチャンスもあった。「複数の大陸に支店を持つような大規模中小企業は、リソースなどを最も需要の安定した拠点に集中して割り当てることができた。」キーンバウムの国際ビジネスマネージャーであるユリウス・ デッペンケンパーはこのように説明し、今後、海外市場競争における堅固な地位はますます重要になっていくと予測する。本調査の参加者は、今後も国際化を推し進める最大の理由として、「既存の海外市場への更なる浸透」を挙げている。「国内市場では激しい競争が繰り広げられている。とりわけCOVID-19のパンデミックの影響により、中小企業が買収候補となってしまうケースが多い。だからこそ、集中度の低い海外市場での優位性を模索しているのだ。」デッペンケンパーはこのように続ける。また、市場の成長度、規模、構造に加えて、地理的な近接性も適切な市場選択の際に優先される基準であるとしている。

・自社の国際化活動についての自己評価: トップマネジメントの評価はその他の各管理職層よりも高い

中小企業はドイツの輸出量の1.2兆ユーロを占め、米国、中国、ヨーロッパにおいてはまさに輸出国ドイツの代表と捉えられている。にもかかわらず、自社組織がどの程度国際的であるかという質問に対しては、調査した中小企業の半数以上(55.9%)は、「いくつかの国外拠点を持つが本質的にはドイツ企業」と述べている。「国際的に標準化され統一したプロセスを持つ完全なグローバル企業」であると考えているのは14.7%のみである。

さらに驚くべき結果は、現在の国際化の程度についての評価である。「すべての業種で、トップマネジメントのほぼ40%が、現在、自社の国際化が十分に確立されていると回答している。現状に『完全に満足』しているのだ。部長、課長、チームリーダーレベルのマネジメント層でこの回答に同意しているのは15%強に過ぎない。」ユリウス・デッペンケンパーはこう述べ、続ける。「このギャップは埋めていかなければならない。」

キーンバウムのサーベイ「Quo vadis、ドイツのミッテルシュタントはどこへ向かうのか?」は 2021年6月17日から無料でダウンロード可能。サーベイ英語版は近日中に発表予定。
https://www.kienbaum.com/de/publikationen/quo-vadis-deutschermittelstand/

本記事はニュースレター2021年第3号に掲載されたもの。リンクは下記のとおり。
https://media.kienbaum.com/wp-content/uploads/sites/13/2021/06/Newsletter_No_3_2021_JP.pdf

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